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ガラスの家に住む人は

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村上春樹のエッセイ集『おおきなかぶ、むずかしいアボカド』のなかに、
「ガラスの家に住む人は」というエッセイがあります。

この中で次の英語のことわざが紹介されています。

Those who live in glass houses shouldn‘t throw stones

  ガラスの家に住む人はみだりに石を投げるべきでない。

村上春樹さんの文章は次の通りです。

【人を責めたり非難する前に、自分に弱みがないかどうか、いちおうチェックしておいたほうがいいですよ、ということだ。
他人の失敗に対して偉そうなものいいをして、自分も過去に同じような過ちをしていたことがばれたりすると、赤っ恥をかく。
「ふん、お前に言われたくはねえよ」みたいなことになる。】


人間はみんなガラスの家に住んでいます。
しかし自分がガラスの家に住んでいることに気づきません。
だから毎日のように石を投げています。

石を投げてガラスの家に当たれば2度と投げようとはしないのですが、心の世界では原因と結果がすぐに結びつないようにできています。


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先だって、NHKBSの鉄道番組に出ていたタレントの市川 紗椰さんが面白いことを言っていました。
自分は小さな嘘をついて、それがどのように自分に返ってくるか実験をしているというのです。
その嘘は、たとえば自分はモンドセレクションの審査委員をしているというようなもののようです。

実験がどのような結果になっているのか興味がありますが、悪意のない嘘であればたいした結果はでないでしょう。
たとえ悪意があっても原因結果がすぐに現れないのがこの世の仕組み,、心の法則です。

善因善果、悪因悪果がすぐに現れればこの世は住みやすくなるでしょう。
神様が作ったこの世の仕組みには、多少の修正が必要なのかもしれません。


もう一つ、人間がガラスの家に住みながら石を投げるのは、人間の目が外側を向いていて自分が見えないためです。
人の顔に付いた汚れは気になり、それを拭け、拭けといいますが、自分の顔に付いた汚れには気づきません。
人の顔の汚れを注意するのが親切であり、正義であり、自分の役目だと思っている人もいます。

自分が見えない人間はどうしたらよいのでしょうか。

「人の振り見てわが振り直せ」という昔のことわざがあります。
自分自身は見えないから、人の欠点や嫌なところが自分にもないか振り返ろうというものです。
昔の日本人は偉いですね。

なお、村上春樹のエッセイ集『おおきなかぶ、むずかしいアボカド』のむずかしいアボカドとは、アボカドの食べごろを見分けるのはむずかしいという意味です。







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