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本当に幸せな人

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 宗次徳二さん

名古屋の栄にあるクラシック音楽ホール「宗次(むねつぐ)ホール」に行くと、入り口で一人一人の客に、にこやかに「いらっしゃいませ」と声をかける男性がいます。それがカレーチェーンCOCO壱番屋の創業者でこのホールを作った宗次徳二さんです。
宗次さんは客を迎え入れた後、自分もホールに座り好きなクラシック音楽の演奏に耳を傾けます。

自分が作ったホールで世界の演奏家の音楽を聴く、いかにも優雅な人生に見えますが、宗次さんが歩んだ人生はすさまじく厳しいものでした。
15年くらい前、あるセミナーで宗次さんの話を聞く機会があり、その壮絶な生い立ちに驚いたことがあります。
人の成功を祝福する事は容易ではありませんが、宗次さんの生い立ちと人間性を知れば、誰もがその成功を心から祝福するはずです。


宗次さんの人生を下記サイトから引用します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「壮絶すぎてやばい!孤児院育ちCoCo壱番屋創業者宗次徳二の半生」
「INTERVIEW」
「辣腕経営者の朝の過ごし方」
宗次徳二-Wikipedia]

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「戸籍上は石川県生まれですが、両親が誰なのかわかりません。兵庫の孤児院で育ち、3歳の時に雑貨商を営む夫婦に引き取られました。ところが養父がギャンブルにはまって財産をなくし、夜逃げするように岡山に移ったんです」

「数百円でもあれば、それをギャンブルに使う性格。パチンコに行く毎日でした。私は掃除をしていないだけで、殴られたりもしました。すごく暴力を振るう人でした。」

「時には荒れて、隣近所に包丁を持って暴れることもありました。そんな養父に愛想をつかして、養母は家を出ました。」

「雑草を食べて育ちましたから。食べるものにも事欠き、隣の家の暖かな食卓をうらやましく覗いた日々だった」「ごちそうといえ ば、煮干だったんです。」

「パチンコ店でシケモク(たばこの吸い殻)を父のために必死になって拾った。私は掃除をしていないだけで、殴られたりもしまし た。」

「電気もなく、ろうそくの生活でしたよ。千円札なんて見たこともなかったです。」

「貧乏で弁当を持っていくことができずに、みんなが昼ごはんを食べ終わるまで、校舎の裏で一人じっと待っていることもありまし た。」

「家庭訪問も断った。4畳半の貧乏生活を学校の先生に見られるのが嫌だったんです。

   (亡くなった養父についての思い出)

「職業安定所から年末に一時金として、少しだけお金をもらえたことがありました。その時に、そのお金で養父がリンゴを2つ買 てくれました。それくらいしか思い出らしい思い出はないんですが、その時の嬉しい気持ちは今でも覚えていますね。」


   (無私無欲ぶり)

お金を自分のために使うのは恥ずかしくてできない」
「時計は9800円、シャツは980円で、自宅は接待用に少し大きなものを建てたのだが、それも恥ずかしいこと」

「社外の交友関係などは一切広げずに、常にお客様のことだけを考え続けていました。自分に期待してくれる人に少しでもお返しをしたい。だから時間も体力も無駄遣いしたくなかったんです。」

「一日ずつ、一月ずつ、目の前のお客さまに対して一生懸命にサービスをすること。ただ、それだけのことでした」

「何よりもまず、「お客様第一主義」ですね。自分たちのことは二の次で、お客様に身を捧げる。」

「儲けたい、成功したい、という気持ちはありませんでした。ただ人に喜んでもらいたかったんです。」

   (少年時代を振り返り)

「幼いながらも「誰にも頼らずに、一人で生きていかなければ」と思った」

「15歳まで誰からも見向きもされなかったんです。本当に孤独な15年間でした。」

「すごく孤独な人生でした。だから少しでも他人から関心を持ってもらいたかった。興味を持ってもらいたかったんです。それが私 の原点になっています。だから、商売を始めて、お金を儲けるというよりも、人に喜んでもらいたかったんです。少しでも自分がいて 良かったと言ってもらいたかった。」

   (宗次さんの座右の銘)

「感謝」です。特に経営者は感謝の気持ちを常に持ち続けることです。経営なんて自分一人では何もできません。お客様、取引先、そして社員の方たちに常に感謝の気持ちを持ち続ける。私の場合は、苦労した生い立ちがあるので、自然と人に対する感謝の気持ちを持ち続けることができました。

「私は現役時代、趣味も持たず、友人もつくりませんでした。飲み屋に行ったこともありません。仕事の邪魔になることは、何ひとつやりませんでした。年間5640時間(1日15時間半を365日)働くこともありました。そうやって率先垂範しないと、部下は働いてくれないと思ったからです。」



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先だってハウス食品がCOCO壱番屋の株を買い取り、宗次さんの売却益は220億円になると言われています。しかし宗次さんがそれで贅沢な生活をしないことは確かです。これまで通り、クラシック音楽の普及と演奏家の育成、スポーツ振興と助成、それにホームレスの救済に一層専念するはずです。

経営者であった時、宗次さんは早朝4時45分に岐阜県可児市の自宅を出て、出社後1000通以上の「お客様アンケート」に目を通し、それから店舗と向こう三軒両隣を掃除をすると言われていました。
経営を退いた今でも毎朝4時前に起きて6時には宗次ホール周辺を掃除、昼にはスタッフ15人分の食事を作るのだそうです。

一時期マスコミは経済的な成功者を勝ち組と呼び、貧困層を負け組と呼びました。しかし経済的成功者の多くが家庭的な不和や仕事上の悩みを抱えていて決して幸せとは言えません。
そんな中で、この人ほど幸せな人はいないのではないかと思えるのが宗次徳二さんです。

宗次さんは生まれ育った過酷な環境に見事に打ち勝ちました。
孤児院で育ち、ギャンブル好きの養父に引き取られ、これ以上ない貧しさの中でも決して魂を汚さず人間性を磨いてきました。
資産家となった今も自分のためではなく人のために生きています。
心からその成功を祝福したい人です。






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