真理は言葉

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バートランド・ラッセル

数学者・哲学者でノーベル賞(文学賞!)を受賞したバートランド・ラッセルは、「真理とは、主語と述語が一致することだ」、と述べています。

どういう事かと言えば、例えばコップを、「これは本です」と言えば誤り(誤謬)であり、真理ではありません。
「これは」と言う主語(実体)と、「本です」と言う述語が一致しないからです。
この簡潔な定義から、真理の本質が見えてきます。

物や自然の存在は事実の世界であり、物質や植物や動物の世界に真理はありません。人間の思考が正しい場合に、真理が生まれます。そして、思考は言葉によって行われ、その言葉は心から生まれます。
真理とは言葉であり、心であると言えます。

心で見るもの」で書きましたように、真善美ーすべての価値は人間の心によって生まれてきます。
神が人間を創った理由はここにあると考えます。

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神は宇宙を一糸乱れぬ完璧な世界として創りました。しかし、そこに人間がいなければ、永遠の時が流れても、何の価値も生まれません。
それは、ミシュランの三つ星レストランの料理より、もっと完璧な料理を作っても、それを味わう客がいなければ何の意味もないことと同じです。

今、宇宙はどのようにして出来たかを研究する宇宙論の中で、宇宙は人間(知的生命体)を創るために出来たと考える、「宇宙の人間原理」が、有力な説となってきました。そう考えなければ、ビッグバンから生命が誕生する可能性は無限にゼロに近いからです。(確率は10のマイナス1230乗)

人間を創るために宇宙が作られたとしたら、人間とは宇宙の歴史の集大成であり、すべての価値の根源であり、偉大な宇宙そのものであるはずです。その人間が欲望のままに、争い奪い破壊し殺し、最も価値の無い存在に成り下がってしまいました。

宇宙を創り、人間を創った偉大な叡智(神)は、人間にもう一度価値の創造者として目覚めてほしいと願っているはずです。そのために、この三次元の世界をリセットしなければならないのかも知れません。
それがフォトン・ベルトの意味だと思います。フォトン・ベルトについては、いずれ書きたいと思いながら、まだ勉強不足です。

硬い記事の口直しに、立原道造の詩をご紹介します。
それにしても、立原道造が24歳で亡くなったのは残念です。

いつの間 もう秋! 昨日は 
夏だつた…おだやかな陽気な 
陽ざしが 林のなかに ざわめいてゐる 
ひとところ 草の葉のゆれるあたりに
 
おまへが私のところからかへつて行つたときに 
あのあたりには うすい紫の花が咲いてゐた 
そしていま おまへは 告げてよこす 
私らは別離に耐へることが出来る と
 
澄んだ空に 大きなひびきが 
鳴りわたる 出発のやうに
私は雲を見る 私はとほい山脈(やまなみ)を見る
 
おまへは雲を見る おまへはとほい山脈を見る                             
しかしすでに 離れはじめた ふたつの眼(まな)ざし… 
かへつて来て みたす日は いつかへり来る?

          立原道造 ーまた落葉林でー 「優しき歌 II」




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コメント

Re: タイトルなし

yumiさん こんにちは。

自然界には重力、電磁気力など基本となる4つの力がありますが、
これがほんのわずかでも違えば宇宙はできません。
奇跡的なバランスでできています。
神業としか考えようがなく、宇宙物理学者たちは神と言う言葉は使いませんが、
偉大な叡智の働きを前提とせざるを得なくなりました。
私も宗教ではなく、科学の観点から神を信じるようになりました。

パックさんこんばんわ☆
宇宙の人間原理というものがあるんですね。。。
はじめて聞きましたがなるほど~とも思ってしまいました。
人間の人体自体が小宇宙とよく言われますものね。。。

Re: タイトルなし

アラレさん こんにちは。

宇宙の人間原理は、宇宙論の中でかなり有力な説になってきました。
一人一人の人間は、動物や植物にも劣るところがありますが、
生命体としては、奇跡の存在です。

私のコメントの、残念ながら、というのはもちろん冗談です。
いずれにしろ、アラレさんの同類で親近感を感じています。

Re: いのちの真理

風光さん こんにちは。

自分さえ良ければ人を犠牲にしてもよい言う生き方は、人間の魂が永遠に輪廻し、
自分の行ったすべての責任が自分に返ってくることを知らないためです。

人間の本質が魂にあることを気づかない限り、人類に成長はありません。
すべての命は神の命です。
そのことを2012年に人類は思い知ることになると思います。

私は、人間をそれほど買い被っていませんので、「宇宙の人間原理」には逆に抵抗がありますが、記事自体は、とても興味深く読ませていただきました。

ブログへのコメントありがとうございました。
ご迷惑なことでしょうが、パックさんが「葉山みどり」をご存じだったことで、とても親近感を感じてうれしく思いました。
パックさんにとっては、残念でしょうが、私にとっては本当にありがたいご同類です。

いのちの真理

今私たちが知らなければならないのは、
霊的実在なる真の人間であるという事だと思うのです。
この人間に対する侮辱が・・・
唯物論的に人間を解剖して「人はどこにも神秘的なものはない。物質分子の結合にすぎない」と判断した事によるものだと思うのです。
その結果、人間が不幸や苦悩を実在と見るようになったのだと・・・。

今人間が知らなければならない事は、“いのちの真理”だと思います。

Re: タイトルなし

貝殻さん こんばんは。

人間が見ることのできる世界は、光の波長の中の、
4000~8000オングストロームだけであり、ごく僅かの部分です。
この僅かな可視光線の世界を、人間はすべての世界だと勘違いします。
実は、それより遥かに振動数の高い世界があり、それこそが真実の世界です。

ウクライナの女性の歌、すばらしいですね。


とても勉強家なんですね。書く事で整理できる事あると思っています。私も良い勉強になります。心でみるってきっと見えない世界の方が凄いはずなので心が豊かに為ると思います。そんな世界を知る事の方が絶対大切なんだと今思いました。笑。

心で見るものにあった動画とても良いので私のつたないブログに加えさせて頂きます。 感動する歌ですね。

ウクライナ美女が「千と千尋~」主題歌を熱唱 Nataliya Gudziy sings

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