地球への感謝

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「地球にやさしい」、「環境にやさしい」という言葉ことばが氾濫しています。
このような欺瞞と偽善に満ちた言葉を平気で使う日本人は、金儲け主義によって言語感覚や倫理観がマヒしてしまったと言わざるを得ません。

環境問題に絡む虚偽・欺瞞・偽善は際限なくあり、ここでは欺瞞の代表である「エコ替え」だけを述べ、なぜ環境問題はここまで堕落したのかを考えたいと思います。

「エコ替え」とは、まだ使える物を捨てさせ、多少省エネ効果の高い、「環境にやさしい」製品を売りつけようとするものです。
「エコ替え」を宣伝する企業ほど不誠実であると思っていましたが、最近国家規模の「エコ替え」が登場しました。
「エコポイント」です。

「エコポイント」は、日本国が率先して「エコ替え」を促すものです。
補正予算で環境対応車に3700億円、省エネ家電に2900億円が計上されましたが、無論これは税金から支払われ、いずれそのツケが我々に返って来ます。
厳しい経済環境の中で景気刺激策は必要ですが、「環境」への配慮を口実にしながら、環境に負荷をかける臆面の無い国家規模の欺瞞に対して、批判の言葉が聞かれないのが日本の現在です。

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 武田邦彦教授

しかし、中部大学の武田邦彦教授はしっかり批判されていました
武田邦彦教授は、虚偽や欺瞞に満ちた環境問題について、勇気を持って真実を伝えられています。
武田先生については、名古屋大学で材料工学の教授をされていた時から存じ上げていました。しかし、環境問題についてこれほど正鵠を得た意見をお持ちであったとは知りませんでした。

武田先生の見解に対し、データーの取り方を問題視する反対意見もあります。しかし、それらの多くが瑣末にこだわるもので、環境問題の本質を語っているとは思えません。
詳しくは下記にご紹介します武田邦彦先生の著書とホームページをご覧下さい。
武田先生のホームページを拝見し、環境問題のみならず、現在の日本の様々な病理の本質を、鋭く指摘されていることに驚きました。

ところで、環境問題はどうしてこれほど堕落したのでしょうか。
堕落の原点は、Co2地球温暖化説にあると考えられます。
Co2排出が諸悪の根源とされてから、Co2が多少でも減ることが絶対的な善になり、その錦の御旗の影で、虚偽・欺瞞・偽善・不誠実がまかり通るようになってしまいました。
出発点に真実がなければ、結果が不正義になるのは当然です。

二酸化炭素と地球温暖化の因果関係は、「地球温暖化は二酸化炭素のせいではない」、でも書きましたように、証明されていません。
むしろ、地球の温暖化が寒冷化よりも遥かに生命にとって好ましいことは、生命が地球上で最も繁栄した石炭紀のCo2濃度が、現在の7倍以上あったことから理解できます。
間違った前提条件を絶対化して、虚構を作り上げたのが環境問題の本質であり、それは巨大な陰謀であったと考えます。

「地球にやさしい」、「環境にやさしい」という言葉に抵抗を感じている方は多いと思います。「やさしい」という言葉の裏には、卑しさと傲慢さがあります。販売のための単なる修飾語に過ぎないことを美化するする卑しさ、もう一つは地球に対してやさしいと言い放つ傲慢さです。

やさしいのは母なる大地、地球であって、人間が地球に対してやさしくあったっことはありません。
地球は水、空気、食べ物、鉱物資源他、生存に必要なすべてを与えてくれています。一方、人間は地球の水を汚し、大気を汚し、鉱物資源を掘り漁り、生物種を絶滅させ、地球から奪い、汚すだけです。

私たちにできることは、もったいないと思い、物を大事にすること、地球に対して感謝し、調和された地球にふさわしい、調和された意識になること、それが母なる地球に対しての最大の恩返しだと思います。

追記:
「お前が騙されてるんだよ」というコメントを3件表示しています。礼儀を知らないコメントなので、格調の高さを誇る(勝手に誇るな)当ブログとして、掲載すべきか迷いました。しかし、これも環境問題に意識を向ける人間の意見として、あえて掲載しました。

それに対してコメントを返しましたが、例えばマスコミがダイオキシンをセンセーショナルに取り上げると、塩素を含むものがすべて悪と決め付けられてしまいます。
塩ビは燃やすとダイオキシンが発生すると目の敵にされ、ポリエチレン、ポロプロピレンなどのポリオレフィン系(分子が鎖のように繋がる)のプラスチックに変えられて行きました。
しかし、塩化ビニールの原料の半分は海水であり、強度、加工性、自己消化性(火を点けても消える)など、他の材料に無い特性を持っており、優れた原料です。

ダイオキシンは800度以上で5秒間(850度で3秒間・・だったはず)の燃焼で分解されます。
現在、焼却炉はすべてダイオキシン規制法で上記の条件を満たしています。(火床面積0.5㎡以下の小型焼却炉を除く)
また、例えば古紙について武田先生のデーターの扱いが正確でないとの議論がありますが、議論になっている統計資料自体が、環境問題から見れば余り意味が無いと考えます。(なぜ意味が無いかを知りたい方はご質問ください。但し、メールアドレスを表記願います。)
尚、木材繊維の劣化についてコメント欄に書いていますので、興味がある方はご覧下さい。

産業界では常識的なことがマスコミや一般の方には伝わっていないため、環境問題は木を見て森を見ない、一面的で、ヒステリックで、誤解に満ちたものになっています。

今回の記事の中で、詳しい話を書かなかったので何も知らない人間と思われたようですが(実際、何も知りませんが)、上記の事情を踏まえた上で、武田先生の論点が大局的に正しいと判断し、記事を書きました。

<参考>
武田邦彦ホームページ
田丸謙二ホームページ
武田邦彦著書
「暴走する「偽」環境ビジネス」
武田邦彦はウソをついているのか?」
「「地球温暖化」論で日本人が殺される!」
食糧がなくなる!本当に危ない環境問題
環境問題はなぜウソがまかり通るのか3
環境問題はなぜウソがまかり通るのか2
環境問題はなぜウソがまかり通るのか
偽善エコロジー
暴走する地球温暖化論
家庭で行う正しいエコ生活
間違いだらけのエコ生活

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コメント

Re: タイトルなし

ひろさん こんにちは。

その通りです。
エコがPRされる裏に多くの自然破壊が行われてきました。
我々は日本の山が少し削られるのを見ても、ここに生えていた木々、
住んでいた動物たちは、みんな命を奪われてしまったのだと、
悲しくなりますが、低開発国ではもっと壮大な自然破壊が行われ、
毎日たくさんの生命が奪われています。

今もっとも罪深いのは、環境という美名だろうと思います。
コメント有難うございました。

2009/06/15 (Mon) 13:16 | パック #- | URL | 編集
Re: タイトルなし

Midoriさん こんにちは

私は環境機器の開発をしてきましたので、環境問題のばからしさを
いやというほど経験しました。
中でもCo2=温暖化という虚構に対して投じられた、莫大な無駄遣いに
対しては、いきどおりを通り越してむなしさを感じています。

これまで日本は豊かだったため、国家予算・自治体予算が湯水のように
使われてきました。
補助金も、納税者が知ったらあきれるような使われ方をしています。
これらの事は一般の人は何も知りませんし、多すぎて説明できません。
つくづく、日本はなぜこれほど愚かになったのかと悲しくなります。

但し、企業は別です。優秀な開発者・技術者・担当者が真剣に開発に取り組み、
世界でトップクラスの技術開発を行っています。
現場で苦労している人たちは何も発言しません。

ヨーロッパ人の冷静さをうらやましく思います。

2009/06/15 (Mon) 13:10 | パック #- | URL | 編集

地球に優しい、環境に優しいという言葉が
物を売るためのコピーとしてよくつかわれていますよね。
パームオイルのせいで、世界で多くの森が失われているのに
環境に優しいと思っている方も多い。
エコがエコ災害を生む。
エコは難しいですね。

今日も好き日に…。

2009/06/15 (Mon) 08:26 | ひろ #- | URL | 編集

こんにちは。今回もまた貴重な記事、論点をお示しくださりありがとうございます。勉強不足で申し述べる私見もありませんが、地球の恩恵、感謝のきもちは、自然に近く親しんでこそより強められる感情であると思います。今、冬の寒い日に、暖炉にくべた薪に温められ、炎の中で、少しずつ少しずつ小さくなって消えていく年輪を眺めながら、木の命を自分たちのためにいただいていることを思い、それを育てた地球への感謝のきもちがより現実となる気がいたします。都会で、産業界でいろいろな立場で議論される方々が、直接、地球の恵みを身近に感じるのは容易いことではないと思いますが、それ故、机上論や欺瞞と偽善とならない調和のとれたものであることを期待しています。なかなか物を捨てたがらず、どうしてこんな古いものを後生大事に・・・、などと、ときどき恨めしくさえ思われるヨーロッパ人(家人)をきょうはちょっと違う目で見たりもいたしました!

2009/06/15 (Mon) 07:33 | parismidori #SQbl7Cak | URL | 編集
Re: タイトルなし

こんにちは ご無沙汰しています。

取り上げて頂けるような内容ではありませんので恐縮です。
もっと内容のある記事にしなければと思っています。
有難うございました。

2009/06/14 (Sun) 13:02 | パック #- | URL | 編集

お元気でしたか。

今日私のブログの推奨ブログに
バックさんのブログを掲載しました。

宜しくお願いします。

2009/06/14 (Sun) 10:17 | 風露草の風 #QGeU1qdI | URL | 編集
Re: タイトルなし

Yumさん おはようございます。

真理は中間にありますので、個人攻撃以外は、どんな意見でも
それなりの意味を持つと考えています。
同時に、怒り、恨み、妬みなど、ネガティブな波動を出しながら、愛を語っても
誰の心にも届かないように、正しい言葉でなければ人に伝えることはできません。
今回、コメントを寄せた人間も、いずれそのことに気づく時が来るでしょう。

コメント、ありがとうございました。

2009/06/14 (Sun) 08:17 | パック #- | URL | 編集

意見への否定的見解ならともかく、パックさん個人否定するような批判の仕方はやはり品位に欠けるだけでなくそういう人の感情論ってどうなのかしら?と思ってしまいます。
アマゾンの熱帯雨林がむやみに伐採されることと森林の生長をみた次なる森林を創るための伐採とでは意味が違ってくると思います。パックさんのお人柄からして二酸化炭素を促進することを助長するような発言をするわけがないということはわかると思うのですが、、、、。偽善のエコを商業ベースにのせている現状を見つめなおす上でもパックさんの今回のお話はいい問題定義だと思います♪♪とあえてコメントを(^^)

2009/06/13 (Sat) 20:34 | Yumi #- | URL | 編集
木材繊維の劣化について

武田教授への反論が多く見られる、木材繊維の劣化について良い機会ですので補足します。
武田教授は木材は成長期を過ぎると繊維が劣化するため、伐採する必要があると言われており、
これに対する反論がネット上でも見られます。

一般的に針葉樹は50年、広葉樹は25年で成木しますが、世界中でパルプ用に植林されている
広葉樹のユーカリは7~10年で成木し、中でも、メライナー(melyner)は5年で成木します。
ユーカリは成木期を過ぎると急激に繊維強度が劣化します。

木材が成長を続けるのは表皮に近い部分です。
内部は殆どセルロース、ヘミセルロースとリグニン(多糖類)ですが、エネルギー消費を減らすため、
内部を仮死状態に保っています。
ユーカリは導管が太く、特に劣化しやすい性質があります。

今から30年以上前、IHI(石川島播磨重工)が、船の上に巨大なパルプ工場を作り、
ブラジルに運びました。
この理由は、ブラジルがパルプ用に植林した広大な面積のmelynerが成木期を迎えているのに
パルプ工場の建設が遅れ、このままでは植林したすべての木が使えなくなるため、パルプ工場を
船の上に作り、アマゾン川の支流であるジャリ川に乗り上げ、パルプ工場としました。

従って、成長期を過ぎると繊維が劣化するので伐採しなければならないという武田説は、
間違いではありませんが、木材全体の説明としては不適当です。
しかし、上記のメライナーの経緯を知っているのは、業界でも100人はいないでしょう。
武田教授の意見には資料不足が否定できませんが、すべての業界の事情を知ることは
不可能です。
それだけに大局的に本質を捉えなければ、環境問題は瑣末な議論に終始する恐れがあります。






2009/06/12 (Fri) 09:51 | パック #- | URL | 編集
Re: タイトルなし

おはようございます。

花や緑が無ければ、我々の生活は無味乾燥になります。
一人一人は緑あふれる地球を守りたいと思っても、
企業の論理が入ると、経済優先になってしまいます。

良く言われるように、環境問題は心の問題だと思います。
自然の恵みに感謝して毎日を過ごしたいですね。

コメント有難うございました。

2009/06/12 (Fri) 07:10 | パック #- | URL | 編集
Re: タイトルなし

おはようございます。

中国が世界一のCo2を排出しながら、世界の半分近くの排出権を持っているのは矛盾ですね。
環境問題には経済的利害が多すぎる気がします。
世界的不況が深刻化する中で、金融勢力が支配する資本主義は終焉を迎えると思います。

コメント有難うございました。

2009/06/12 (Fri) 06:52 | パック #- | URL | 編集
Re: タイトルなし

日本はダイオキシンの閾値の設定が、欧米より低いかも知れません。
一方、焼却炉については800度以上で5秒以上の滞留燃焼が
義務付けられており、海外より徹底した管理がされていると考えます。

塩ビはダイオキシン問題から、目の敵にされた時期がありましたが、
原料の半分が海水からできており、安価で加工性に優れ、自己消火性があるなど
(壁紙に塩ビが使われるのはこのためです)物性と資源保護の観点から優れた素材です。
燃やせばダイオキシンが出ますが、日本は焼却炉の規制が厳しく行われており、
良い点を生かしながら資源を利用することが必要だと考えます。

コメント有難うございました。



2009/06/12 (Fri) 06:42 | パック #- | URL | 編集
Re: タイトルなし

反対意見として頂きました、データーの出所や処理についての問題点は、
長年、ある業界に深く関わっていましたので、承知しています。
業界から外部に出さないデーターもあり、総合的な判断が可能なのは
業界の当事者だけだという限界も存在します。
多くの反対意見が存在することを、皆さんに知っていただいた方が良いと思います。

コメント有難うございました。

2009/06/12 (Fri) 06:28 | パック #- | URL | 編集

私も以前からエコといいながら結局そのエコらしきことをするのにエコじゃないことをしなければいけないのは果たしてエコといえるのだろうか?と思ってました。自然への感謝とその恩恵を無駄にすることなくいかせることこそエコだと思うのですが、エコとうたえばイメージアップみたいな風潮ありますよね。。。。。なんでも商戦に使ってしまえ根性はなくならないものでしょうか。。。。。。
大きな世の中を変えることはできないので私は自然の恵みに感謝して自然に貢献できるよう生きて生きたいと思います♪

2009/06/11 (Thu) 22:01 | Yumi #- | URL | 編集

こんばんは!

今日の記事も凄いですね。
「地球温暖化」は大変だと思っていても、
何から手をつけていいかも分からず、ただオロオロしているような
感じが、自分にはありました。

CO2削減問題も、何でCO2なのか?
やっぱり分りませんでした(汗)

でも、記事を拝見すると「資本主義」の理論が
崩壊していくようにも感じました。
なにか、新しい社会構造が必要なのではと思います^^;
イデオロギーとか、そういう物ではなくてですよ。
僕にはそれが何かは、未だ分りませんが...

大変勉強になりました。
どうもありがとうございます。

2009/06/11 (Thu) 21:54 | せばすてぃあん #- | URL | 編集

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