低レベル放射線は健康に良い

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太田康介さん撮影

どんな大災害であっても、時と共に復興の明るさが見えて来るものです。
しかし東日本大震災にあっては、放射能が今尚、復興の足を引っ張っています。

ガレキの受け入れに反対するのは、放射線に対する恐怖感のせいでしょうが、その恐怖感を助長しているのがマスコミです。
NHKは昨年暮れ、「追跡! 真相ファイル 低線量被ばく 揺らぐ国際基準」で、意図的と思われる誤報道を行い不安を助長しました。

週刊文春3月1日号に、「郡山の4歳児と7歳児に、甲状腺癌の疑い」という見出しで、地元医師が甲状腺の超音波検査をしたところ、甲状腺癌の疑いがある結節を認めたと報じたました。しかし4月3日の日経メディカルオンラインメールによれば、その地元医師は日経メディカルの取材に対して、「2人は悪性を強く疑う所見ではなかったが、念のため専門医による2次検査を実施しただけで、結果も良性だった。記事は事実と異なる」と述べています。

放射線防護学の第一人者である、札幌医科大学教授高田純教授の著書、「中国の核実験―シルクロードで発生した地表核爆発災害」に、中国が行った甚大な放射能汚染について書かれています。中国は、ウイグル自治区で、延べ46回、20メガトンの地上核爆発を行い、19万人もの死者が出ています。

放射能で汚染された黄砂は、偏西風に乗って日本に流れてきており、ストロンチウム90が日本人の骨に、2000~5000マイクロシーベルト蓄積していると推定されています。しかし中国に遠慮して、このことを報道したマスコミはありません。一方でそれよりはるかに微量な福島の放射線については、過剰な報道を繰り広げています。

しかしもし低レベル放射線が、害が無いどころか体に良いとしたら、福島は健康のパワースポットに変わり、2兆円もかけて無意味な除染をする必要はなくなります。廃棄されている福島の農産物は、プレミアムのつく貴重な食品になります。

今回の記事を懐疑的に見ていただいても結構です。しかし真実が相反するものの中間にあるとすれば、少なくとも放射能はそれほど恐れるべきものではないことがわかります。
尚、念のために付け加えますが、微量放射線ホルミシス効果と原発については別の議論です。

記事を全部読むのが面倒であれば、下の図表とコメントだけをご覧ください。
もし低レベル放射線が、危険なものではないことが納得いただけたら、一人でも多くの方にお伝えください。



のこされた動物たち 福島第一原発20キロ圏内の記録のこされた動物たち 福島第一原発20キロ圏内の記録
(2011/07/27)
太田康介

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先日、「のこされた動物たち」という写真展を見ました。太田康介さんというカメラマンが、原発から20km圏内に残された動物たちを撮影したものですが、犠牲にならなくても良かった多くの命が、過剰な放射能への警戒によって失われました。

多くの住民が「数日で帰れる」と言われ、取るものも取りあえず家を後にしましたが、残されたおびただしい数の犬や猫、家畜たちが飢えて死んで行きました。
腹を空かせた犬に寄って行くと、エサよりも先に人の温かさを求めると書かれた写真には、人のぬくもりを求める、悲しげな犬の眼がありました。

鶏と豚は餓死または殺処分によりほぼ全滅、乳牛の大半と、肉牛の1割程度は餓死したと見られています。
これらの死は、まったく意味の無い死でした。

福島原発から20キロ圏内は1マイクロシーベルト/時、局所でも10マイクロシーベルト/時以下の微量放射能しか計測されていないのに、いまだに立ち入りを禁止しています。この放射線の数字がどれだけ小さいものであるか、下記の研究データに出てくる数字と比較してみてください。過剰な恐怖心の実態がわかります。

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野口健公式ブログより 下の写真とも

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(低レベル放射線は健康に良い)
この世に存在するすべてのものは、微量であれば体に必要だという考え方があります。猛毒のトリカブトは、漢方では微量を強心剤として使ってきました。ワクチンは微量な病原体を摂取することによって体内に抗体を作り、免疫力をつけるものです。清潔好きな日本人が抵抗力を失ったことは、様々な細菌が免疫力を高めていたことの表れです。

放射能も微量であれば健康にとって極めて有効であると考えるのが「放射能ホルミシス効果」です。
地上の数百倍の宇宙放射線を浴びる宇宙飛行士の安全性を、NASAの依頼により10年以上かけて調査したミズーリ大学の名誉教授、ラッキー博士の著書「放射能を怖がるな」を読むと、放射線が健康にとって大切なものであることがわかります。


放射能を怖がるな!放射能を怖がるな!
(2011/08)
T.D. ラッキー

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宇宙ステーションで半年を過ごすと、10万~20万マイクロシーベルト/年の被爆を受けますが、宙飛行士に健康被害は起きておらず、むしろか宇宙に行く前よりも健康になっています。

(1ミリシーベルト=1000マイクロシーベルト、以下はマイクロシーベルトを使用します。)

この冬、雪崩により湯治客3人が亡くなった秋田県の玉川温泉は、ガンが治ることで有名ですが、温泉の岩盤からは15000~20000マイクロシーベルト/時の放射線が出ています。

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世界有数の放射能温泉である鳥取県の三朝温泉は、ラドン温泉です。(ラジウムがアルファ線を放出してラドンになります)
三朝温泉区域内の住民のガン死亡率は、全国平均の半分以下であり、胃がん、肺がんは4割以下、大腸がんに至っては2割以下です。

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台湾で1982年に建設された1万人収容のアパートの壁から、1992年にコバルト60が検出されました。その周辺での1万人当たりのガン死亡者は、20年間で270人でしたが、5万マイクロシーベルト/年の被爆を受けたそのアパートでは僅か7人でした。
しかもその7人は入居前からガンだったので、入居後のガン死亡率はゼロということになります。この7人を入れても、このアパートのガン死亡率は、一般平均と比べると、わずか1/33でした!
適量の放射線を受ければ、ガンは稀な病気になるであろうことを示唆する研究があります。

国際放射線防護委員会(ICRP)は、年間の被爆量が10万マイクロシーベルトまで安全と言っていますが、日本のテレビは原発推進派と叩かれるので取り上げようとしません。


(なぜ放射線は体に良いか)
「放射能は怖い」のウソ 親子で考える放射能Q&A「放射能は怖い」のウソ 親子で考える放射能Q&A
(2011/08/26)
服部 禎男

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元電力中央研究所原子力部長服部禎男さんが講演された、第17回「日本がんコンベンション」の資料からご紹介します。


抗酸化酵素

65週齢のねずみ(人間で言えば65歳)に、50万マイクロシーベルトのX線を照射した結果、活性酸素を除去し、若さを維持する酵素であるSODが、7週齢(7歳)と同じレベルで産生されています。


ガン抑制遺伝子p53

ねずみに10万マイクロシーベルトのX線を照射した結果、ガン細胞を見つけると、その細胞に死ぬように命令するガン抑制遺伝子p53が活性化しています。p53が多い人は、ガンになりにくいのですが、ストレスが多いとp53が狂ってきます。X線を1回照射すると、効果が2ヶ月間持続します。

細胞膜透過性

65週齢のねずみに、25万マイクロシーベルトのX線を照射した結果、細胞の透過性が7週齢と同じレベルに回復しています。細胞の透過性が悪くなると、細胞核のDNAの信号が出て行かなくなります。

悪性リンパ腫

10万マイクロシーベルトのX線を15回照射すると、悪性リンパ腫の生存率が84%高まっています。15万マイクロシーベルトを週2回照射でも、同様の効果があります。


インシュリン他

ウサギに対するラドン吸入実験では、14000ベクレル/リットルのラドンで、糖代謝のインシュリンが2倍、積極性をもたらすアドレナリンが5倍、幸福感をもたらすベータエンドルフィンが38%アップ、鎮痛をもたらすメチオエンケファリンが2倍産生されています。

DNA修復

ガン進行抑制効果は、自然放射能の1000万倍にあたる、100万マイクロシーベルトでもっとも顕著でした。
福島の20km圏の放射線は、ほとんど1マイクロシーベルト/時以下です。残念ながら少な過ぎます。


ホルミシスとは遺伝子の活性化

遺伝子の90%以上は眠っています。低レベル放射線を与えると、ヒドロキシラジカル(活性酸素)が瞬間的に発生し、遺伝子は眠りを覚まして活動を始めます。ホルミシスとは、遺伝子の活性化によるものです。


(放射線が危険だと思い込まされた原因)
放射線が生命にとって不可欠な物質であることは、2000を超える論文によって裏付けられています。
なぜ放射線が危険だと思われるようになったのかと言えば、この仮説の提唱者H・J・マラー博士が、1964年のノーベル生理学・医学賞を受賞したからです。

ところが現在、この仮説は全面崩壊しています。マラー博士はショウジョウバエのオスへのⅩ線照射によってこの仮説を検証しましたが、これはとんでもない誤りであったことがわかっています。なんと、ショウジョウバエのオスの精子は「DNA修復力」を持たない、極めてまれな例であることがわかったのです。

80年前のこの誤った仮説に、世界中の学会が支配されています。マラー博士の研究は、今から見れば罪作りな研究でした。

(細胞の自己修復力)
我々の細胞内には数多くのDNA修復酵素があり、放射線等で破壊されたDNAを修復しています。
低線量放射線によって、活性酸素抑制酵素SOD、GPXが大量に産生されます。

1996年、この分野の2大指導者、マイロン・コリポーブ博士とルートビッヒ・ファイネンデーゲン博士が発表した論文によれば、活性酸素による攻撃は、自然放射線の1000万倍に匹敵し、我々の細胞は1個当たり毎日100万回のDNA修復で生命を維持しています。

2001年、モーリス・チュビアーナ博士はダブリンで次のように講演しています。
自然放射線の10万倍、すなわち10000マイクロシーベルト/時以下なら、人の細胞でのDNA修復は十分になされ、防御機能はパーフェクトで発がんなどありえない。このことは自然放射線の100万倍(10万マイクロシーベルト/時)あたりまで言えるかもしれない

放射能は体に良いのであり、除染してはいけないのです。東電は放射能除染と被害弁済に六兆円を要し、電力値上げの原因となっていますが、もし放射能が体に良いとしたら、何と愚かなことしているのでしょうか。

ラッキー博士はこう言っています。
「もし日本の政府が、福島原発事故への対応に当たって、こうした思い込みに支配されるなら、既に苦境に喘ぐ日本経済が途方もない無用の出費に打ちのめされることになろう。ミハイル・ゴルバチョフが遅きに失して思い知った次の教訓を日本も学ばなければならない。

「20年前にチェルノブイリで起こった原子炉のメルトダウンが、恐らく5年後のソ連崩壊の真の原因であった」

<参考>
「放射能の真実を伝える」服部禎男公式ページ
「シルクロードの死神」国際派日本人養成講座
原子力技術研究所 放射線安全研究センター
ヒトにおける低線量放射線ホルミシス
RADIOLOGY 2009年4月





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