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受難への祈り


平和に暮らしていた善良な人たちが、なぜこのような大災害を受けなくてはならなかったのか、世界にもっとも貢献していたはずの日本が、なぜこのような大災難に遭わなければならなかったのか、いくら考えても答えは出ず、今は分からない、何か大きな目的のための受難であったと考えるしか、この大災害を受け入れることができません。

ご主人と子供たちを失った女性が、「みんないなくなった。これからどうして生きていけばよいのか」と、静かに絶望に耐えていた姿が忘れられません。
被災地に降りしきる冷たい雪を見て、宮沢賢治の『永訣の朝』を思い出しました。
宮沢賢治の透明な悲しみの言葉が、ようやく東北を襲った悲しみを代弁してくれたように感じました。

・・・・・・・
  
この雪は どこを えらばうにも
あんまり どこも まっしろなのだ
あんな おそろしい みだれた そらから
この うつくしい 雪が きたのだ

(うまれで くるたて
  こんどは こたに わりやの ごとばかりで
   くるしまなあよに うまれてくる)

おまへが たべる この ふたわんの ゆきに
わたくしは いま こころから いのる
どうか これが兜率(とそつ)の 天の食(じき)に 変わって
やがては おまへとみんなとに 聖い資糧を もたらすことを
わたくしの すべての さいはひを かけて ねがふ


ある会で黙祷を捧げていた時、多くの方々の笑顔を見ました。その後、祈りをするたびに現れます。
亡くなられた方々は、肉体の苦しみを去り、天国で安らかな時をすごされていると信じています。

被災者の方々の、お互いを思いやり、譲りあう姿は、世界を感動させました。この悲劇の中で、日本人の心が甦ったことが、何よりの救いでした。何か大きな目的のための受難とは、ここにあるのではないかと思います。

口々に、自分たちよりもっと大変な人たちを先に助けてくださいと言われる被災者の方々、黙々と働く自衛隊の方々、原発事故に命をかけて取り組む方々、多くのボランティアの方々、日本人はすばらしいと改めて感じます。

放射能が漏れた時、天皇皇后両陛下は京都御所へ遷座されるのではないかと思っていました。しかしそれを断わられ、皇居で人々と苦難を共にすることを選ばれました。毎日自主停電を実行され、寒ければ着ればよいとおっしゃられ、ろうそくで食事をされることもあるようです。日本という国は、なんとすばらしい方を天皇に戴いていることでしょうか。

ヨーロッパ在住の知人が、これまで日本は世界のために貢献してきた、今度は世界が日本に貢献する番だ、日本は誇りを持って受けて欲しいと、募金活動をしています。
フィアット、バイエルの前会長やメジチ家のお嬢さんなど、1500人以上が呼びかけに応じ、さらに広がりを見せています。
このチャリティの一環として、4月9日にパリでピアノの巨匠、マルタ・アルゲリッチの慈善演奏会を行います。
タイトルは、‘ GIVE A SMILE TO JAPAN ! ’です。
彼女が何より大切に思っている日本のために弾いてくれます。

多くの尊い犠牲を払った今回の大震災が、真の日本復活のきっかけとなることを心から願います。



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